37.3%下落でも耐える…「KOSPI防衛隊」になった個人投資家の涙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.24 13:12
大手企業に通うキムさん(35)は弱気相場に入り込んだ証券市場のため眠れない。彼は2000万ウォンのマイナス通帳を作り12日にサムスン電子株380株を1株当たり5万700ウォンで買った。その時は1月20日に付けた6万2400ウォンから18.7%下がり、韓国を代表する優良株が5万ウォン以下に落ち込む可能性はないとみたためだ。だが23日に4万2500ウォンまで下がり、11日間で311万ウォンの損失を出した。キムさんは「韓国時間夜10時30分に開場する米国証券市場を毎日確認するが、急落したという知らせさえ聞けばとどきどきする。損失を出してでも株を売るべきかも悩み」と訴えた。
新型コロナウイルスの感染拡大により証券市場が急落すると、これを投資機会とする個人投資家の買い攻勢が続いている。初めての新型肺炎患者が発生した1月20日から今月23日まで個人投資家らは有価証券市場で総額17兆2975億ウォンの株式を買い入れた。同じ期間に15兆4944億ウォンを売った外国人投資家の売り物を個人投資家が買い取る様相だ。
証券市場に新たに参入する個人投資家も増加している。金融投資協会によると預託資産が10万ウォン以上で6カ月間に1回以上取引したことがある活動口座数の増加幅は▽1月が20万8000件▽2月が34万3000件▽3月が19日までで42万7800件と急増した。昨年の活動口座が10年来の最大規模である月平均19万4600件ずつ増えた点を考慮すると、最近証券市場に参入する個人投資家が普段より多くなったという話だ。