北朝鮮、この渦中にミサイル発射、700人の最高人民会議…なぜ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.23 14:09
北朝鮮が21日、平安北道宣川(ソンチョン)一帯から東海(トンヘ、日本名・日本海)上に短距離弾道ミサイル2発を発射したのに続き、4月10日には最高人民会議を開催すると、朝鮮中央通信が報じた。北朝鮮は22日には金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長の名前で対米談話を出し、「公正性と均衡が保障されず一方的で欲張りな考えをやめなければ、両国の関係はずっと悪化の一途を突き進むことになるだろう」と米国に圧力を加えた。
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の中、ほとんどすべての国が防疫に専念している中、北朝鮮の動きは非正常だ。2日と9日に「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」を発射したのに続き、今年3度目の軍事的挑発を敢行し、さらに平壌(ピョンヤン)に数百人が集まる最高人民会議の開催を予告した。金与正第1副部長の談話もトランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の良い関係を誇示したが、「米国の態度に変化がなければ対話に応じない」という点が強調されている。