韓経:資金源枯れ「緊急資金」探す韓国企業…「満期1日CP」2兆ウォン以上あふれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.23 09:22
企業の長短期資金調達元である社債と企業手形(CP、電子短期社債含む)市場がまひの危機に陥った。新型コロナウイルスの感染拡大の余波で市中資金が国債など安全資産に集まり企業の資金源が詰まったのだ。「共に民主党」は新型肺炎被害業種の社債を中央銀行と国策銀行が代わりに買い入れる「韓国版量的質的緩和(QQE)政策」を政府に要請することにした。
金融投資協会が22日に明らかにしたところによると、韓国の社債とCP金利は18日からともに急上昇(価格下落)傾向を示している。16日の韓国銀行の基準金利引き下げにも需要が突然消えたためだ。格付け「A」の3年物社債金利は17日の年1.94%から20日には2.10%に上昇した。同じ期間に91日物CP金利は年1.36%から1.46%に3日連続で急騰した。
SK証券のユン・ウォンテ研究員は「市場で非優良債券回避現象が本格化した。非優良社債・CPの半分ほどが満期償還に失敗し企業の連鎖デフォルト(債務不履行)や不渡りが続く恐れがある」と指摘した。上半期に満期を迎える社債・CPは約78兆ウォンだ。このうち格付け「A」以下の社債と「A2-」以下のCPの非優良債券が28兆4595億ウォンに達する。