チョ・ジョンウォン世界テコンドー連盟総裁「東京五輪の運命、5月に決定」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.23 09:15
「トーマス・バッハ(ドイツ)国際オリンピック委員会(IOC)会長は落ち着いていて人間味があふれる方です。その日も特有のドイツ式冗談で愉快に始めたが、会議の主題が主題なだけにどうしても…。(バッハ会長の)言葉と表情は断固としていたが、その中に深い苦悩が感じられました」
チョ・ジョンウォン世界テコンドー連盟(WT)総裁は17日、バッハ会長がオリンピック(五輪)種目国際競技団体33団体のトップと行った緊急テレビ会議に出席した。五輪開幕を4カ月後に控えて種目別準備状況を点検する場だった。19日、ソウル太平路(テピョンノ)WT本部で会ったチョ総裁は「『東京五輪の日程変更について扱う』という報道が相次いで(今回の会議に)地球村の関心が集まった。バッハ会長が会議序盤部に断固たる語調で『五輪正常開催』を宣言したのは、今年が東京五輪の年という原則論を強調したものとみるべきだ」と話した。
テレビ会議ではあったが、IOC会長の主宰ということでチョ総裁はスーツにネクタイまで締めて出席した。スーツ姿は34人のうちチョ総裁ら3人だけだった。チョ総裁は「ランニングシャツだけを着た人もいた。身なりは自由だったが、会議の流れは真剣だった」と雰囲気を伝えた。この日バッハ会長は「東京五輪を予定通りに行う。種目別予選を6月末までに終えれば大会準備に支障がない」と話した。バッハ会長は18日には選手代表220人と、19日には国別オリンピック委員会(NOC)委員長206人と立て続けにテレビ会議を開き、同じ立場を繰り返した。