米ITC「SKイノ、バッテリー訴訟で故意的証拠隠滅、法廷冒とく」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.23 08:56
米国で進行中のLG化学とSKイノベーションの電気自動車用バッテリー営業秘密侵害訴訟で米国際貿易委員会(ITC)が先月出した「早期敗訴」承認判決文を公開した。ITCは先月、LG化学が要請した早期敗訴判決を承認する予備決定を出した。
ITCは21日(現地時間)に公開した判決文で「SKイノベーションの故意的な証拠隠滅が公正で効率的な裁判を妨害した」と指摘した。判決文は「営業秘密侵害訴訟は特に証拠隠滅行為に敏感だが、今回の訴訟は証拠隠滅とフォレンジック(デジタル証拠保存)命令違反など『法廷冒とく』で相当な困難があった」と明らかにした。判決文は「これを考慮すると、LG化学の早期敗訴判決要請は正当」とし「SKイノベーションは訴訟を認知した2019年4月9日から証拠保存義務が発生したという事実に議論の余地はなく、この時点以降にも積極的に文書を削除したり削除されるよう傍観した」と指摘した。