週52時間勤務・最低賃金・不動産政策、すべて変わってこそ生存=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.20 13:59
新型コロナウイルス感染症がもたらした状況は一度も経験したことがない危機だ。この時期に韓米通貨スワップの締結は朗報だ。この機会に韓日通貨スワップの復元も急がなければいけない。ただ、いま我々が直面している危機の本質を直視する必要がある。
過去と決定的に違う点は我々の産業の復原力喪失だ。金融危機当時はウォン安ドル高で韓国企業の価格競争力が高まり、危機克服の牽引車になった。今はそうでない。
2つの理由がある。1つ目は中国の速い追撃だ。例えば2008年にはファーウェイ(華為技術)のような中国企業は韓国企業の相手にならなかった。現在はその差がかなり縮まった。為替レートが有利になればすぐに価格競争力が生じる構造ではない。2つ目は我々の問題だ。政府の政策が産業競争力を落とす方向に進んでいる。硬直的な週52時間勤務制では海外から注文が殺到しても消化する方法がない。最低賃金の急激な上昇は経済の根本を揺さぶっている。経済力の集中を抑制するという理由で企業の規制も強化している。