日本オリンピック委員会山口理事「世界の人々が楽しめない状況で開催すべきではない」
ⓒ 中央日報日本語版2020.03.20 11:04
日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の内部で東京オリンピック（五輪）を延期しなければならないという意見が出てきた。
山口香理事は２０日付日本経済新聞とのインタビューで「今は（新種コロナ影響で）アスリートが満足に準備できない今の状況」としながら２７日に予定されたＪＯＣ理事会で延期しようという意見を明らかにするつもりだと話した。
山口氏は「報道などで欧米の様子を見る限り、選手が通常のトレーニングを続けられる状況にあると思えない」とし「この状況で『準備を続けてほしい』と言うＩＯＣは、アスリートよりも違うところを見ているのではないか、と言われても仕方がない」と指摘した。
山口理事は「（五輪は）スポーツを通じて世界平和を実現する理念を掲げていること。世界の人々が楽しめない状況で開催すべきではない」とし、「（ＩＯＣが）いま延期を決定できない理由があるとしても、判断のデッドラインは示すべき」と強調した。