【時視各角】「ドルの方舟」に乗ってこそ生きる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.19 08:04
危機の時に実力が表れる。文在寅(ムン・ジェイン)政権はどうか。今までは落第点だ。危機の時、リーダーの言葉は変わらなければいけない。明確なメッセージ、具体的な代案が必須だ。文在寅大統領の言葉はあいまいだ。「経済と防疫、二兎をつかむ」「前例のない対策が必要」。こういうものはリーダーの言葉になれない。「どのように」が抜けているからだ。今からでも変わらなければいけない。政策の優先順位を決めて基本から取り組んでいく必要がある。大きな堤防が崩れれば小さな畝は流される。いま急ぐべきことは韓米通貨スワップの復元だ。なぜか。
1つ目、通貨スワップは同盟の復元だ。お金は血液だ。米国は血液であるドルをいかなる通貨とも換えるわけではない。地域の盟主の通貨、同盟の通貨とだけ換える。成功すれば「文在寅政権=親中反米」というこれまでの誤解を一挙に覆すことができる。親中、親北にオールインする時よりも、北朝鮮と中国を扱うのに役に立つだろう。総選挙用の好材料としてもこれほどのものはない。