日本高度成長の背後には在日家族の哀歓(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.18 13:48
「新型コロナウイルス(新型肺炎)拡散で難しい状況なので、『焼肉ドラゴン』(韓国語版タイトル『龍吉(ヨンギル)さんちのホルモン屋』)を見に来てもらえるか心配だが、韓国観客は作品の良さをきちんと評価してくださると信じている」
自身の幼少時代のことを織り交ぜた戯曲を元に、初めて映画演出を手掛けた在日同胞2.5世の鄭義信監督(63)の言葉だ。12日に韓国で封切られた『焼肉ドラゴン』は劇作家の鄭監督が2008年に執筆して演出した韓日合作演劇『焼肉ドラゴン』が土台となっている。1969年の戦後、大阪空港にほど近い貧しい在日コリアン街で韓国式コプチャン(ホルモン)店を営む再婚夫婦の龍吉(キム・サンホ扮)、英順(ヨンスン、イ・ジョンウン扮)とその4兄弟姉妹の苦楽を描いている。