コロナの襲撃にサムスンとアップルに赤信号
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.11 10:35
サムスン電子の新たな戦略スマートフォン「ギャラクシーS20」の興行に赤信号が灯った。新型コロナウイルスによる肺炎という暗礁に乗り上げ、勝負をかけるべき発売初年度の商売が危険なためだ。通信業界は「スマートフォンの運命は発売初年度に勝負が分かれる」とみている。それだけサムスン電子の悩みが深まっている。
世界のスマートフォンメーカーは通常毎年新製品を出す。興行の成否は発売初年度、特に発売序盤に決まる。実際にサムスン電子の最大興行作であるギャラクシーS7の場合、累積販売台数7000万台のうち70%ほどが発売初年度に売れた。
サムスン電子の悩みもここにある。サムスン電子は6日にギャラクシーS20を20カ国で正式に発売した。3月末までに発売国を130カ国に拡大する。だがスタートの雰囲気は尋常でない。まず韓国国内で新型肺炎の余派とこれまでより低い公示支援金により事前販売実績が振るわなかった。移動通信3社によると先月20日から3日まで行われたギャラクシーS20シリーズの事前予約販売台数はギャラクシーS10の70~80%水準にとどまったと分析される。