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韓国、新型コロナ死亡者42人に…MERS上回る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.06 08:42
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韓国では国家1級保安施設である政府世宗(セジョン)庁舎で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)での感染事例が報告されて庁舎の一部が閉鎖された。政府大邱(テグ)地方合同庁舎に続き2番目となる。

行政安全部政府庁舎管理本部は5日、政府世宗庁舎に勤務していた国家報勲処職員に感染が確認されたことを受け、報勲処が位置する世宗1庁舎6棟の5階事務室を閉鎖して消毒・防疫に入ったと明らかにした。この職員は先月29日まで報勲処で仕事をし、今月2日永川(ヨンチョン)護国院に異動になっていた。

 
政府世宗庁舎には現在1万5000人ほどの公務員が勤務している。特に、世宗1庁舎は15棟の建物が一つにつながっている構造だ。疫学調査の結果、この職員が世宗1庁舎内の他の部署・建物に移動したことが分かれば、一時閉鎖空間の範囲と自宅隔離公務員の数が増える可能性がある。

この日、新型コロナの感染者数は6000人を超えた。疾病管理本部中央防疫対策本部によれば、この日午後4時基準の累積感染者数は6088人になった。前日(午後4時)より467人増えた。死亡者は計42人に増え、2015年中東呼吸器症候群(MERS)当時の国内死亡者数38人を超えた。

新型コロナの拡散により、今月8日まで予定されたオリニチブ(保育園に相当)の休園期間が22日までさらに2週延びる。休園期間中、子どもの世話が難しい親は、オリニチブ緊急保育を利用することができる。

老人福祉館・敬老堂・痴呆安心センター・障害者福祉館など社会福祉施設も22日まで休館延長が勧告される。このうち「高齢者の昼夜間保護機関」が休館対象に新たに追加されて高齢者福祉への空白が懸念される。

療養院など老人施設の集団感染事例も続いている。この日、慶尚北道奉化郡(キョンサンブクド・ホンファグン)のプルン療養院で、前日2人に続き34人の追加感染者が発生した。慶尚北道慶山市(キョンサンシ)ソリン療養院でも3日以降、13人に感染が確認された。慶山市全体の感染者は347人で、大邱市の次に多い。慶尚北道感染者805人の43.1%に該当する。これに伴い、政府はこの日、慶山市を「感染病特別管理地域」に追加指定した。

新型コロナ完治判定を受けて隔離解除された患者は一日で2倍になった。この日0時基準で隔離解除者は前日(41人)より47人増えて88人となった。感染者が短期間に同時多発的に急増した分、一定時間が過ぎて隔離が解除される人も増えたものと推定される。

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