中国一帯一路の核心、イタリアとイラン…新型肺炎で道断たれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.04 11:43
新型肺炎の世界拡散で中国の習近平国家主席が推進してきた一帯一路事業は打撃を受けるだろうか。一帯一路は中国が大々的なインフラ開発でユーラシア諸国と連結するグローバルプロジェクトだ。
問題は中東と欧州の一帯一路の核心橋頭堡であるイランとイタリアで新型肺炎が拡散し、その余波で事業推進に影響が出る懸念が大きくなっているという事実だ。世界保健機関(WHO)によると2日まででイランでは978人の感染者と54人の死亡者が、イタリアでは1689人の感染者と35人の死亡者がそれぞれ発生した。死亡者が中国の2912人の次に多い。
AP通信によると、イタリアでは1月31日に欧州で初めての新型肺炎感染者が発生した。1月23日にミラノに入国した2人の中国人旅行者で、バスに乗って旅行を続け同月30日にローマで感染が確認され入院した。イタリア政府はすぐに非常事態を宣言し中国からの航空便を中断させたがウイルス拡散は防げなかった。