新型肺炎「遠からず終息する」発言の文大統領、なぜ謝罪しないのか…「レームダック」憂慮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.03 14:18
「代償が大きい失敗」。米ニューヨークタイムズは先月28日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症について「遠からず終息するはず」と述べた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言(2月13日)を紹介し、このように指摘した。文大統領は「終息」発言の4日後には「正常な日常活動と経済活動に復帰してほしい」とも述べた。その2日後の19日から新型コロナ感染者が急増した。
文大統領の謝罪や遺憾表明がなかった三一節(独立運動記念日)記念式典が終わった後、野党は「過ちを認めることから正しい対策が始まる」(未来統合党の全希卿報道官)と指摘した。
文大統領の謝罪の有無について青瓦台(チョンワデ、大統領府)は現在のところ特に言及していない。その背景には、謝罪をするとしても現時点ではないという判断がある。統合党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は先月28日、文大統領と与野4党代表の会合で初期対応の失敗に言及し、「大統領は深く国民に謝罪しなければいけない」と述べた。その時、文大統領は「状況が終息した後に振り返ってみよう」と話した。青瓦台関係者は「まだ謝罪に関して整理された立場はない。今は防疫に集中し、懸案に浮上したマスク需給問題を解決するのが青瓦台がすべきことではないかと考える」と伝えた。