韓経:「コロナ不況、金融危機に広がりかねない」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.02 10:31
新型コロナウイルスによる肺炎の衝撃が消費や生産など実体経済の萎縮を超え金融危機に広がりかねないとの警告が出てきた。
韓国経済新聞が1日、「新型肺炎経済衝撃と対応案」をめぐり進めた経済学者インタビューで、彼らは声をそろえて「今年韓国だけでなく世界経済が2008年の金融危機後最悪の状況に直面することになるだろう」と診断した。経済学者は新型肺炎の衝撃が零細自営業者と中小企業、過度な家計貸付など韓国経済の「弱点」に集中し金融危機を招きかねないと懸念する。
漢城(ハンソン)大学経済学科のキム・サンボン教授は「新型肺炎で実体経済が萎縮し借入金利子費用を耐えられない延滞者が続出するだろう、金融機関の住宅担保ローン延滞率が2%台まで上昇し金融不良に突き進む可能性がある」と話した。昨年9月末に2000兆ウォンを超えた不動産関連金融負債と670兆ウォンを超える自営業者の負債が韓国経済の信管になりかねないという評価だ。