韓国検察、宗教団体「新天地」教祖を虚偽資料提出容疑で捜査
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.02.29 12:48
韓国の検察が新興宗教団体「新天地イエス教会」の教祖イ・マンヒ総会長(89)に対し、新型コロナ疫学調査で虚偽の資料を提出した疑いで捜査に着手した。
水原(スウォン)地検は28日、全国新天地被害者連帯(全被連)が感染病予防法違反と特定経済法違反横領・背任の疑いでイ総会長を告発した事件を刑事6部に割り振ったと明らかにした。また水原地検はこの日午後、全被連のシン・カンシク代表とパク・ヒャンミ政策局長、ホン・ヨンホ顧問を告発人として呼んだ。告発人側は新天地が偽装教会と秘密センター(秘密裏に進める布教場所)429カ所、布教センターを修了した入教待機者7万人と要人の名簿は公開しないなど、組織保護のために政府の新型コロナ疫学調査を妨害していると主張した。最高検察庁の関係者は最近、「水原地検が新天地の本部所在地を含む京畿道(キョンギド)南部圏域を管轄する点と事案の重大さを考慮した」と明らかにした。