韓国、湖北省だけを防いだが…「中国感染者あふれた9カ所から5万9000人入国」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.28 08:36
中国で湖北省の次に新型コロナウイルス感染症(コロナ19、新型肺炎)感染者が多い9カ省で今月には5万8904人が韓国に入国したことが分かった。未来統合党のクァク・サンド議員が27日、仁川(インチョン)国際空港公社と韓国空港公社から「2月(1~23日)中国出発大韓民国到着旅客現状」の資料を分析した結果だ。韓国政府が2日入国禁止措置を取った湖北省(感染者6万5596人)から来た入国者はいなかったが、感染者が1000人前後だった9カ省からは6万人に近い人が韓国に入ってきた。
中国国家衛生健康委員会によると、中国内感染者数は湖北が最も多く、続いて広東・河南・浙江・湖南・安徽・江西・山東・江蘇・重慶の順だ。この「危険地域9カ所」の感染者合計は8727人だ。資料によると、中国35空港から14万255人が韓国に入ってきた。省別では広東(2万1079人)、四川(1万8558人)、湖南(1万3648人)、吉林(1万2954人)、河南(1万2892人)などの順だった。クァク議員は「広東・河南・湖南などは感染者が1000人以上発生したところであり、地図上でも湖北を囲んでいる地域」とし「このように自由に国内を出入りするのは理解できない」と指摘した。