<新型肺炎>工場・採用・出張すべて止まった…韓国産業現場のあちこちで打撃本格化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.27 09:02
アモーレパシフィックが新型コロナウイルスによる肺炎の消毒作業のため烏山(オサン)工場(烏山ビューティーパーク)の稼動を2日間中断すると26日に明らかにした。一時的に工場を止めた後、28日から生産再開に入る計画だ。烏山工場は「雪花秀」「ラネージュ」など同社の主力製品を生産する韓国最大の生産拠点だ。ここでは2018年基準で5278億ウォン相当の化粧品が生産された。アモーレパシフィックはまた、保有しているソウル・論ヒョン洞(ノンヒョンドン)のビルを1600億ウォンで漢陽(ハニャン)建設に売却すると公示した。業界では万一の事態に備え現金流動性を確保しようとする目的とみている。
新型肺炎の感染拡大による産業界への打撃が大きくなっている。これまで自動車業界などで一部の部品供給中断により生産施設が止まったケースはあるが、アモーレパシフィックのように消毒のために核心生産拠点を止めるのは事実上初めてだ。ハンファソリューションも今月中旬に太陽電池モジュール製造施設である忠清北道(チュンチョンブクド)の鎮川(チンチョン)工場と陰城(ウムソン)工場の稼動を1週間ほど中断している。中国からの部品供給に影響が出たためだった。