「ゴールデンサイクル」狙った韓国の自動車業界、新型肺炎で新車発売に打撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.25 14:27
韓国の自動車産業が新型コロナウイルス拡散で揺らいでいる。24日の自動車業界によると、国産自動車と輸入車業界は今年新車ラインナップ拡大と10年以上の老朽車買い換え時の個別消費税引き下げ措置などによる「ゴールデンサイクル」を期待していた。ゴールデンサイクルとは核心モデルの新車が相次いで発売され販売が増える時期を意味する。
だが韓国の自動車メーカーは新型肺炎拡散で新車発売を延期したり発売行事の縮小を検討している。現代自動車グループは当初プレミアムブランドであるジェネシスの主力モデル「G80」を今月発売する計画だったが3月以降に延期した。1月に発売したスポーツ多目的車(SUV)「GV80」と発売間隔を開けようという計画だったが、新型肺炎拡散と他の新車発売がずれ込み計画を変更した。
また、3月には現代自動車が準中型セダン「アバンテ」を、起亜自動車が中型SUV「ソレント」をそれぞれ発売する予定だが、大規模な発売・試乗イベントを予定通り実施するかは未知数だ。現代自動車グループ関係者は「新型肺炎対応危機警報段階引き上げで人が多く集まる行事を進めるのは容易でない」と話した。