【社説】「コリアフォビア」拡散…韓国人旅行客・現地居住者の徹底管理を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.25 11:27
韓国が中国に続いて世界第2の新型コロナウイルス感染国に浮上し、「コリアフォビア」(韓国忌避症)が急速に広まっている。新たな感染者が減少している中国とは違い、韓国では19日以降、感染者が急増しているからだ。
こうした中、韓国人の入国を禁止したり規制したりする国が次々と出てきている。24日現在、こうした措置を取った国は15カ国で、イスラエル・バーレーン・ヨルダンなど6カ国は入国禁止とし、ブルネイ・英国・カザフスタンなど残りの9カ国は別の場所での検疫検査などを義務づけている。米国は韓国に対する旅行警報を第1段階(注意)から第2段階(警戒)に高めた。
外国政府が自国民保護レベルの格別の措置を取ることになった事情は理解できる。しかし入国禁止と規制強化が避けられなくても、これをどう実行するかは別の問題だ。最小限の人権を保護し、不必要な不便はできる限り減らすべきだ。こうした側面でイスラエルとモーリシャスで生じた韓国人「門前払い」は極めて遺憾だ。イスラエル当局は22日、テルアビブ空港に到着した韓国人約170人を乗って来た飛行機に乗せてそのまま送還した。入国禁止や規制強化を公式的に取っていた国ではないが、モーリシャスで発生したこともあきれるのは同じだ。モーリシャス当局は23日に到着した新婚夫婦17組のうち数人に風邪の症状が見られるという理由で、全員の入国を拒否したという。韓国国内で新型コロナ感染が拡大するほど韓国人がこのような対応を受ける可能性は高まるだろう。