不況より恐ろしいウイルス…半導体反騰論に衰え=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.25 10:09
新型コロナウイルスによる肺炎が半導体市場にも暗雲を落としている。年初から上昇傾向に乗っていた半導体価格は再び下落傾向に転じ、期待を集めていた「半導体反騰論」も停滞する雰囲気だ。特に世界最大の半導体需要国である中国が新型肺炎の直撃弾を受け、中国依存度が高い韓国の半導体輸出見通しも暗くなった。
市場調査会社のDRAMエクスチェンジによると、PC用DRAM(DDR4 8Gb)基準現物価格は24日11時基準で3.31ドルを記録した。前週より2.8%下落した数値だ。今年初めから上昇していたDRAM価格は今月初めに3.5ドルまで迫ったが、その後は足踏みが続き、17日からは再び下落傾向が激しくなった。メモリー半導体価格の変動を示すDXI指数もやはり下落傾向だ。有進投資証券のイ・スンウ研究員は、「新型肺炎の影響でIT製品の需要が減少しており、現物市場での取引不振も続いた」と明らかにした。