【社説】地域感染に無防備、危機段階・市民意識ともに高めるべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.20 07:57
新型コロナウイルス感染症の地域社会伝播は最も憂慮していた結果だ。感染経路が分からず、どこに広がるかも分からないからだ。16日に最初の地域感染患者(29人目)が出てきた後、18日に感染源未詳の2人目の患者(31人目)が発生した。特に31人目の感染者が行った新天地大邱(テグ)教会だけで2けたの感染者が出て、地域感染が本格化した。
地域感染は「類似患者が増える可能性がある新たな局面」(鄭銀敬疾病管理本部長)だ。今までは患者の感染経路を追跡し、感染が疑われる患者を隔離して伝染の可能性を遮断した。しかし地域感染に広がり、もう誰がウイルス保菌者なのかが分からない。こういう時であるほど市民は自ら感染予防に努力し、感染が疑われる患者は自宅隔離と能動的な検査で積極的に協力する必要がある。