韓国、総選挙前に新型肺炎で危機…消費クーポン・個別消費税引き下げ総動員
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.19 11:19
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が新型コロナウイルス感染症が韓国経済に影響を与えている現状況を「非常経済時局」と述べた。そして「あらゆる手段を動員した特段の対策が絶対的に必要な時」と強調した。18日の国務会議でだ。政府は来月初め、予備費など使用可能な資源を総動員するパッケージ景気浮揚策を発表する計画だ。急がれる輸出支援案は今週発表する。補正予算の声も高まっている。
文大統領は6大グループ代表会合、経済部処業務報告などで景気浮揚の必要性に言及してきたが、この日の発言の強度ははるかに強まった。「破格的水準」「特段の対策」などの表現は異例だ。
現状況に対する認識が表れている。文大統領は今年の国政運営スローガンに「確実な変化」を掲げ、年初から経済関連の動きを続けてきた。ここには半導体を中心にした実物景気が回復傾向という自信もあった。しかし予期せぬ新型コロナウイルスの発生で景気の流れが変わった。特に文在寅政権の後半期の国政運営がかかる4月15日の総選挙が57日後に迫った状況で経済が悪化すれば、野党の政権審判論に油を注ぐことになる。