韓経:韓国、中国製中間財輸入世界2位…新型肺炎長期化時は電子・化学・鉄鋼に「直撃弾」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.19 08:01
新型コロナウイルスによる肺炎拡散の長期化で中国からの中間財供給に支障が生じると韓国が受ける打撃は主要国で2番目に大きいという見通しが出てきた。電子、化学、鉄鋼など対中中間財依存度が高い業種を中心に産業全般がぐらつきかねないと分析される。
対外経済政策研究院(KIEP)が18日に発表した「新型肺炎事態の主要国経済に対する影響と示唆点」と題する報告書によると、中国の対韓中間財輸出規模は2017年基準で751億8750万ドルに達した。中国の全中間財輸出のうち韓国向けの割合は6.5%で、主要国のうち米国の10.7%を除き最も高かった。日本が5.5%、ドイツが3.3%、台湾が2.7%、ベトナムが2.6%、インドが2.1%などと続いた。
韓国は電子、化学、鉄鋼などの主力産業を中心に対中中間財輸入が多かった。韓国の中国製一次金属輸入額は139億6000万ドル(1位、10.9%)で、電子部品が139億6000万ドル(2位、8.5%)、化学関連製品が707億4000万ドル(2位、7.5%)で、中国の各品目輸出で韓国が占める割合は最上位圏を占めた。KIEPは「韓中両国は中間財サプライチェーンで緊密に縛られている。当面は中国進出企業と輸入企業だけが否定的影響を受けるだろうが事態が長期化すれば韓国の輸出企業全般に打撃が広がるだろう」と指摘した。