【噴水台】クルーズ船
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.18 14:47
2005年4月9日、釜山港は祭りの雰囲気に包まれた。開港以来、最も大きいクルーズ船が寄港したためだ。全長290メートル、全幅50メートル、高さ62.5メートル、11万5875トン級のこのクルーズ船の名前は「サファイア・プリンセス」号だ。この船は双子の姉妹船があるが、その名前は「ダイヤモンド・プリンセス」号。この姉妹船は同年10月、釜山港に初めて立ち寄った。おや? ところでこの船名はどこがで聞いたような…。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態で、日本横浜港に隔離されたまま停泊中のその船だ。乗客乗員3700人余りのうち17日までに400人近い人に感染が確認された。
大航海時代以降、大陸間の人と物資の運送需要が急増した。19世紀、海洋定期船時代が幕を開けた。「タイタニック」号(1912年英国サウサンプトンから米国ニューヨークに行った初めての航海中に沈没)のような船のことだ。海洋定期船時代は、1960年代、大型旅客航空機の登場によって幕を下ろした。海運会社は活路を模索した。船舶旅行のパラダイムを移動から娯楽に変えた。