【コラム】ドラマ『チェルノブイリ』と新型肺炎=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.18 11:08
私たちは事故の原因が事態の原因だと考える傾向がある。事故の原因が謎に満ち刺激的であればあるほどだ。信じられない事故の原因と信じられない事態の現象がペアをなしているように見えるからだ。まだ進行中の新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態がその例だ。
多くの人々とメディアがいまだに最初の発病原因に関して語っている。だが、ここまで事態が多くなった原因は明らかだ。ウイルス伝播を初動鎮圧することができなかったためだ。中国政府が事故を統制して収拾できなかったために、アジアの全国家が人材と費用を投じて統制して収拾しなければならない事態になってしまった。先月26日の中国政府の発表はそれを如実に示したものだった。最も多くの人々が感染し、死亡者も続出していたが、当局の発表では何も確信することはできず、どのような意志も見出だせなかった。ウイルスに対する対応無策の失敗を告白し、アジア全域に対して「赤い警告灯」をつける場にすぎなかった。