【コラム】韓国青瓦台民情首席の職務放棄(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.14 17:23
もちろん、現政府の民情首席は過去の政府とは違って検察捜査に関与しないと明らかにしたことがある。だが、民情という単語が持つ意味のように、国民の生活状況や事情などに幅広く目を配る機能までなくしたわけではないだろう。
金首席が任命された当時、法曹界からは「彼は公職紀綱の確立が主な任務で、法務・検察に関することはチョ・グク新任法務部長官が担当するだろう」という見方があった。だが、チョ前長官が各種不法行為で途中下車して、文大統領のこのような構想は早々とひっくり返ってしまった。
どのような経緯であるにしろ、国家の捜査機関によって起訴された青瓦台秘書官が、まるで大統領や皇帝のように「クーデター」云々して国民に脅迫性の恐喝を並べているにもかかわらず、これに目を閉じているなら首席はなぜそこにいるのか。大統領の元秘書5人が選挙不正事件に関わっていたことは、自分とは関係のないことだと考えているなら大きな間違いだ。