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<サッカー>尊重と信頼はなく「お金」の基準を突きつけるKリーグ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.13 10:50
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「欧州に行くたびに奇誠庸(キ・ソンヨン)に会ってサッカーの話で盛り上がった。現地での生活やプレミアリーグの話を聞きたかったが、奇誠庸の話はほとんどがKリーグと(古巣の)FCソウルに関する内容だった。試合の結果や順位だけでなくKリーグの状況を詳しく把握していた。本当に欧州に暮らしているのかと思うほどだった」。

奇誠庸(31)と兄弟のように過ごしてきた知人は話を続けた。「2009年に欧州に進出した後も、ソウルに対する奇誠庸の忠誠心は変わらなかった。『必ずKリーグに戻っていかなる形であれ寄与したい』という言葉を繰り返していた」。

 
その奇誠庸が10年ぶりのKリーグ復帰をあきらめた。11日、エージェントを通じて「(最近移籍説が出ていた)FCソウル、全北現代の両球団と交渉を終えた。善意で打診したKリーグ復帰の努力がむしろリーグ全体を混乱させているいう判断のため」という立場を明らかにした。

世の中の視線は概して「お金」の話に向かった。「Kリーグ最高待遇(年俸16億ウォン、推定)を望む」という奇誠庸のエージェントの要求と、ソウルが提示したという年俸8億ウォンなど交渉内容がメディアを通じて流れた。中央MFを求めていたKリーグ最強の全北は「最高待遇は可能」という立場を伝えたことが分かった。ただ、奇誠庸とソウルの過去の契約のために生じる違約金(26億ウォン、推定)に負担を感じて交渉が中断したという。

本当に問題は「お金」だったのか。奇誠庸がKリーグ復帰をあきらめた本当の理由は別にある。匿名を求めた奇誠庸の最側近は「年俸や違約金など金銭的な部分はエージェントと球団のイシューにすぎない」と話し始めた。彼は「Kリーグ復帰の意思を伝え、古巣のソウルの反応を確認した後、奇誠庸が失望していた。その後は交渉に意欲を見せなかった」と伝えた。続いて「交渉の初期、ソウル球団の主要人物が奇誠庸に連絡し、懐柔するような話ばかりしたと聞いている。その対話の直後、奇誠庸は『自分がなぜKリーグに戻ろうと考えたのか分からない』と苦しんだ」と語った。

2人の間にどのような言葉が交わされたのか具体的な内容は当事者のどちらも明らかにしていない。ただ、雰囲気は分かる。奇誠庸は11日、自分のインスタグラムに「嘘で私を傷つけるのなら、私もあなたを傷つけることができる(Hurt me with a lie and I can hurt you with the truth)。馬鹿にするな。私が仕返しをすればあなたも気分が良くないはずだ(Stop playing with me U ain’t gonna like when I play back)」というコメントを載せた。このコメントに奇誠庸の喪失感と怒りがそのまま表れている。

奇誠庸のKリーグ復帰不発は信頼や尊重よりも経済論理を突きつけるサッカー界の現実が生んだ結果だ。誰も「帰ってきて奉仕したい」という選手の気持ちは考慮しなかった。年俸と契約期間など「数字」ばかりを考えた。奇誠庸が「数字」だけを考えていたとすれば、最初からKリーグ復帰自体がナンセンスだ。

奇誠庸はメジャーリーグサッカー(MLS)など海外のリーグに進む予定だ。すでにいくつかのチームが「アジアのベッカム」と呼ばれる奇誠庸に関心を見せているという。欧州サッカー移籍専門サイトのトランスファーマルクは最近、自由契約選手(FA)を紹介し、奇誠庸を全体の2位と評価した。市場価値を405万ポンド(62億ウォン)と推算した。31歳の奇誠庸は依然として魅力的な選手だ。

奇誠庸の心の傷がいつ癒えるかは分からない。いつかまたKリーグに戻ってきてほしい。その時はKリーグも尊重と信頼で選手を眺めることを望む。

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