韓国専門家「クルーズ船感染者174人、日本の対応は理解しがたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.12 15:35
横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で連日、新たな感染者が出ている。12日にも新たに39人の感染が確認され、感染者は計174人となった。クルーズ船内に隔離中の乗船者およそ3700人の不安はさらに強まっている。ここには韓国人14人も含まれている。しかし日本政府は感染拡大防止という理由で乗船者をそのまま船内に滞留させている。日本保健当局の措置は正しい方向なのだろうか。
海上クルーズ船は内部の構造上、感染病患者が増えやすい。狭くて閉鎖的な構造が感染拡大につながる可能性が高いという意味だ。狭い通路と客室、限られた移動ルート、乗客・乗員が集まる大衆利用施設などがウイルス露出に影響を及ぼす。嘉泉大学吉(キル)病院感染内科のオム・ジュンシク教授は「クルーズ船は内部が非常に狭く、乗客の動きを考慮すれば、感染者が通過しないところはないと思う」と語った。
このため国内専門家らは日本政府が取った一連の措置を理解しがたいと評価した。今後また新たに感染者が出てくる可能性が高いとみている。金宇柱(キム・ウジュ)高麗大九老(クロ)病院感染内科教授は「換気システムに問題があるはずで、隔離条件も良くないと考えらえる。乗客がストレスを感じるうえ栄養の供給も不足し、追加で感染者が出てくる可能性がある」と話した。