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「これでは日本が入国禁止対象国になってしまう」 統計にクルーズ感染を含めるなという日本

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.11 13:34
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「中国と同様に日本に対しても入国制限措置を取る国が広がりかねない」

毎日新聞が11日に報じた日本外務省の幹部の言葉だ。

 
11日午前10時現在で135人のコロナウイルス感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に関連し、「クルーズ船で感染した人々は日本感染者数に含めるべきではない」という趣旨から出た発言だという。

同紙の報道によると、日本政府は現在、「クルーズ船の感染者を『日本上陸前だ』として日本の感染者数に含めないよう報道機関への周知に躍起」だという。

クルーズ船内感染者135人に別の経路で感染が確認された国内分26人を合わせると、国別感染者は日本が161人で中国に次いで多い。

同紙は「(日本政府は)世界で日本での感染拡大のイメージが広まり、観光や経済に打撃が出かねないと警戒している」とした。

実際、世界保健機関(WHO)も今月6日からクルーズ船内の感染者は日本国内感染者と分離して発表している。「その他」という別途のカテゴリーに含めて発表しているが、同紙によるとこれも日本政府がWHOに先に提案したものだ。

だが、日本国内の多くの報道機関の対応はこれとは異なる。

もちろんクルーズ船内感染者数も別途報道はしているものの、ほとんどは国内分の感染者と合算した総感染者数中心に報道している。これを受けて茂木敏充外相まで前に出て、10日記者会見で「報道各社はWHOの方針も踏まえ、日本国内の感染者とクルーズ船の感染者を区別し、より適切な事実関係を発信していただきたい」と要請した。

日本政府内からは「クルーズ船は日本にたまたま寄港しただけだ。日本の感染者数に含めるなら船を受け入れる国はなくなる」という不満も出ている。

同紙はしかし、「日本国内分には中国湖北省からチャーター機で帰国し、日本上陸前に感染したと思われる日本人らも多く含まれており、整合性が取れていないとの指摘もある」とした。

日本政府がクルーズ船の乗員乗客に対するウイルス検査を「物理的検査能力に限界がある」という理由で敬遠していることをめぐっても「感染者の急増を懸念して意図的にしていないのではないか」との見方も出ている。

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