コロナの危険が最も高い空港「中国除けば香港の次が仁川空港」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.11 07:00
中国武漢から始まった新型コロナウイルス感染症の累積患者が4万人を超えた。中国だけでなく韓国や米国、ドイツなど全世界に広がった。中国を除いても27カ国で感染者が出てきた。各国の空港や港湾は検疫を強化しているが、感染者や感染が疑われる人が移動する事例は減らない。韓国も中国・シンガポール・タイ・日本などから飛行機便で入国した人々に相次いで感染が確認されている。
では新型コロナの危険が現時点で最も高い空港(中国を除く)はどこだろうか。正解は「香港空港」だ。だが、数多くの国内外の利用者が行き来する仁川(インチョン)国際空港もそれに匹敵するほど危険なことが分かった。航空便を通した新型コロナの流入を防ぐために、保健当局による防疫措置のさらなる強化が必要だという意味だ。ドイツのロベルト・コッホ研究所・フンボルト大学共同研究チームは、最近このような内容をまとめた報告書「国別・空港別新型コロナ流入危険度」を公開した。
この研究チームは、ビッグデータを分析して新型コロナ流入危険度を「%」単位で調べてみた。たとえば感染した患者1000人が中国杭州空港で飛行機に搭乗したとする。このうちドイツを最終目的地とすると予想される人は2人だ。するとドイツの危険度は0.2%になるという計算だ。