中国に行けないクルーズ船が集まる韓国釜山…新型肺炎防疫に懸念
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.02.08 11:45
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で中国出発・寄港が全面的に中断されたクルーズ船が釜山(プサン)港に入っている。2日から6日まで計3隻のクルーズ船が当初の予定になかった釜山港に寄港した。釜山港湾公社の関係者は7日、「国際クルーズ船の日程は普通1ー2年前から組まれる」とし「最近、釜山港に寄港した3隻のクルーズ船は中国入港が禁止されたことで予定になかった釜山港に寄港した」と説明した。
3隻ともにクルーズ船の乗客は下船しなかった。海洋水産部海洋レジャー観光課の関係者は「6日に釜山港に寄港したクルーズ船は乗員が下船を希望したが、新型コロナ感染を懸念して下船を拒否した」とし「生活必需品などの供給だけを受けて釜山港を離れた」と伝えた。
政府は検疫基準を強化し、予定がなかったクルーズ船の寄港に対応している。クルーズ船が入港する前の乗客の健康状態証明書、クルーズ船の医師の所見書、中国を経由したかどうか、以前の寄港地の検疫情報などを確認し、せきや発熱など症状を見せる乗客がいるかどうかを把握する。中国や新型コロナ発病地域から14日以内に出港または経由した乗客や乗務員の1人にでも発熱やのどの痛みなどの症状があれば、クルーズ船の乗客全員を下船させない。たとえ入港しても船から下りた乗客は入国審査を受けるターミナルで発熱チェックを受けなければいけない。ここで有症者を確認する予定だ。