【時視各角】韓国大統領の訪中、絶好の機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.06 14:52
先週、米カリフォルニアを訪問した。新型肺炎が地球的な災難になった時期だった。近隣のサンタクララで新型肺炎の感染者が確認された。武漢と上海を訪れた男性だった。この男性は2回だけ外出した。付近の病院を訪れた時だった。そして自ら隔離した。自分が感染していれば隣人に伝染するかもしれないと心配したからだ。結局、この男性は米国で7人目の感染者となった。サンタクララの保健所長、セラ・コディ博士は「彼が接触した人は極めて少なく、伝染病が広がる心配は大きくない」と述べた。その日、米国政府は非常事態を宣言し、中国を訪問した外国国籍者の入国を全面禁止した。主要国では最初だった。
2つの顔の米国がそこにあった。サンタクララの感染者は市民らしい米国的な価値を見せた。一方、米国政府の措置は「米国優先主義」を赤裸々に表した。中国はそのような米国を「インフルエンザで数千人が死亡する国が新型肺炎にかんぬきを掛けた」と激しく非難する。