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「新型肺炎予防措置」オーストラリアの寄宿舎で韓国系学生退去させる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.05 19:08
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豪シドニーのある学校が新型コロナウイルスによる肺炎感染の可能性を理由に韓国系女子学生に寄宿舎からの退去決定を下し議論を呼んでいる。

現地紙シドニー・モーニング・ヘラルドが5日に伝えたところによると、今年10年生(高校1年生に相当)のこの学生は、先月27日に健康診断を受け、シドニー・ノースショアにある私立レーベンズウッド女子校の寄宿舎に入所した。

 
しかし数時間後に学校側はこの学生が昨年10月に中国・上海を訪問したことがあるとし、2週間の自家隔離を理由に退去を要請した。

該当学生の父親は「娘が新型コロナウイルスが発生した後に中国を訪問したことはなく、しかも中国を訪問した人と接触もなかった。したがってどのような感染症状もない」として抗議した。娘の授業参加を妨げるだけでなく寄宿舎から離れろという要求は極端な処置という立場だ。現在この学生は他校に転校した状態だ。

ニューサウスウェールズ州政府は最近始業を迎え、各校に中国を訪問した学生らに14日間自家隔離するよう指針を下した。同校のアン・ジョンストン校長は「その女子学生が経験した不便に対しては遺憾」としながらも「この決定は類例がないほど拡散している新型肺炎の脅威から学生と教職員を保護するための先制的予防措置であり個人的な理由はない」と明らかにした。

一方、シドニー東部のセント・キャサリンズ校はこうした理由で隔離措置を受けた寄宿舎の学生に対し14日間にわたり学校ではない別の所に滞在先を提供したという。同校のジュリー・タウンセンド校長は「教職員が隔離された学生らとともにおり、コンピュータを通じて授業を受けられるようサポートしている」と明らかにした。

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