韓国、新型肺炎の産業被害現実化…中国工場中断、映画観覧客急減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.04 08:21
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が韓国の実体経済にまで転移している。内需と消費をはじめ、観光、製造、輸出などほとんどすべての産業分野で被害が現実化しているものだ。
国立公園や遊園地などの主要観光地だけでなく、都心まで人波が減り自営業者は泣きべそをかいている。映画振興委員会が3日に明らかにしたところによると、先週末に映画館を訪れた総観客は82万3685人だった。旧正月連休のあった前週末の272万8692人より70%ほど減り、前々週末の119万9344人より30%ほど減少した規模だ。観客が減り5日公開予定だった『盗まれた王女』は公開を暫定延期することもした。
エバーランドやロッテワールドなど主要テーマパーク入場者は昨年より来場客が20%以上減った。キッズカフェなど子どもが主要顧客である業種は旧正月連休以降は開店休業状態だ。スキー場の状況も深刻だ。江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)の竜坪(ヨンピョン)リゾートは2月に予定された青少年団体予約全体が取り消されたり無期限延期になったりしたと明らかにした。客室予約も旧正月以降相次いでキャンセルされ、2月の予約の20%が消えた。同じ地域のアルペンシアリゾートも先週基準で2月の予約230件がキャンセルされたと伝えた。