中国製部品が底をつく…現代・起亜自動車オールストップの危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.03 07:59
現代・起亜自動車の一部自動車部品が中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎により需給支障が生じ、今週中に底をつくものとみられる。業界によると在庫をほぼ使い果たした状態の自動車部品は車両内統合配線装置のワイヤーハーネスだ。韓国の自動車産業が新型肺炎の直撃弾を受けたのだ。
現代自動車の内部報告書によると、乗用車20モデルのワイヤーハーネス在庫確保量は6日午後3時までで、商用車6モデルは長くて11日まで在庫が持つと調査された。乗用車20モデルは現代・起亜自動車の全モデルに近い。3万個余りの部品で構成される自動車は1種類の部品だけでも支障が生じれば組み立て工程の維持が困難になる。これに伴い、現代自動車蔚山(ウルサン)工場で生産する「パリセード」など人気モデルの生産に支障が生じるものとみられる。また、昨年末に発売した「サ・ニュー・グレンジャー」など人気モデルの新車生産と顧客への引き渡し時期はさらに遅れることになりかねない。