日米よりも先に協議しても出遅れた韓国チャーター便派遣…対中外交でおされた?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.31 07:17
新型コロナウイルス(武漢肺炎)の震源地とされている中国武漢に滞在している韓国人を帰国させるための臨時航空便が30日午後8時45分、仁川(インチョン)国際空港を出発すると韓国外交部が明らかにした。武漢天河国際空港が仁川から3時間の距離であることを考慮すると、海外同胞は31日未明には武漢を出発できるものと予想される。ボーイング747便に350~360人程度を乗せてくる計画だという。
これに先立ち政府は、この日と31日午前にそれぞれ2機ずつ合計4機の飛行機を派遣して700人余りの国民を乗せて帰国させる計画だった。しかし、中国側が29日夜遅く、このような飛行スケジュールを不許可としたことから行き違いが生じた。韓国政府が中国との協議を完全に終える前の状況で、帰国計画の発表を急いだためだ。