【コラム】韓国、水素経済輸出強国を夢見る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.30 08:16
水素経済で世界が慌ただしい。新年早々に米ラスベガスで開かれた消費者家電見本市CESでは水素ドローン、水素エネルギー基盤都市などが注目を浴びた。CES期間中に会った米国の水素専門企業は韓国の水素経済ロードマップに大きな関心を見せた。先週パリでは水素企業のクラブである「水素委員会」が開かれた。この会議ではマッキンゼーコンサルティングとともに10年以内に「半額水素経済」が達成されるものと予想した。マクロン仏大統領は水素企業代表をベルサイユ宮殿の夕食会に招いて投資誘致に力を入れたという。
15年前に世界は水素エネルギー商用化への挑戦に熱狂した。だが低い効率と高い価格のため熱気はすぐに消えた。だが現在の水素経済熱風は状況が異なる。過去と比較すると水素産業全般で効率は2倍に増え、価格は3分の1水準になった。先進国は温室効果ガス縮小の効果的な案として水素を採択した。技術力と経済性、政策目標まで三拍子が合致したのだ。