武漢肺炎で…金正恩委員長の訪中はどうなる?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.29 16:02
進展がない米国との交渉の打開策として昨年末「正面突破戦」を選択した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が障害にぶつかった。中国湖北省武漢地域で発生した新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)が拡散し、封鎖政策に入るしかない状況を迎えたからだ。
中国国内の情報筋は29日、「28日から新義州(シンウィジュ)と丹東をつなぐ税関が閉鎖され、北が丹東で運営する領事部はビザ発行を公式的に中断した」とし「中朝国境地域で全般的に貿易が中断されている」と伝えた。丹東領事部の掲示板には「新型コロナウイルスの発生に関連して朝鮮(北朝鮮)出入国査証を発行しない」という案内文がある。
北朝鮮は先週から中国人を対象とする観光を中断した。続いて北朝鮮当局が人的往来を遮断し、国境貿易まで中断した。