「マフィアが保護費を恐喝するように…米国が同盟国の韓国を脅迫」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.28 11:53
米国のトランプ政権の「アメリカファースト」政策で世界は疲弊している。第2次世界大戦以降「世界の警察」だった米国が、トランプ政権に入って自由主義の国際秩序を率先して破壊し、地球村は不確実性の時代を迎えた。同盟を無視して米国の利益ばかりを前に出すトランプ政権に対し、世界各国は自国の状況に合わせて対応している。これらの国の対応策は韓国に多くの点を示唆している。米大統領選挙の年の2020年、米国の動きと中国・日本の対応策を専門家へのインタビューを通じて眺めてみる。
「米国が自ら築いた自由主義の国際秩序を破壊する無秩序の時代に入った」。米プリンストン大のジョン・アイケンベリー教授(66、国際政治学)が17日、中央日報のインタビューで、「現在、国際秩序の最も大きな挑戦は米国であり、したがって我々は困惑していて不安を感じている」と述べた。年初から米国とイランの軍事的衝突過程でウクライナの旅客機が撃墜され、搭乗していた176人が全員死亡したことについて、アイケンベリー教授は「衰退と混沌の季節が来たが、新しい制度と秩序を建設する本当の政治季節に達していなかった」と診断した。