元駐英北朝鮮公使「北の住民も驚く金敬姫の登場…金正恩らしい手法」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.27 14:53
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が叔母であり処刑された張成沢(チャン・ソンテク)氏の妻・金敬姫(キム・ギョンヒ)元労働党書記を6年ぶりに登場させたのは、金委員長が「一人立ち」を宣言したものだという分析が提起された。
太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使は27日、ブログで「2013年の夫の張成沢処刑と同時に粛清されたと伝えられてきた金敬姫は、実際には水面下で金委員長の後見人の役割をしてきた」とし、「今回の金敬姫の登場は後見政治の終末宣言、金正恩の一人立ちの開始と見ることができる」と明らかにした。また、今回の金敬姫氏の登場で「張成沢一党の粛清は金敬姫が発起し、主導は金正恩がした可能性が高い」と主張した。
太氏は「金正恩と北の幹部をつなぐ金敬姫と張成沢を同時に除去するというのは、金正恩しては非常に大きな政治的賭け」とし「金敬姫の発起や黙認、あるいは積極的な支持なしに張成沢の粛清は不可能」と説明した。「張成沢の一党が粛清され、反比例的に金敬姫ラインはさらに昇進した」という見方も示した。