韓国、大型悪材料なかったのに最悪の経済成績…政策が低成長あおる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.23 07:54
韓国政府が昨年終盤に財政を大挙放出して2%台の成長率をかろうじて守った。以前にも年間成長率が2%に満たなかったことはあった。金融危機直後の2009年に1%以下に落ち込んだりもし、通貨危機の衝撃を受けた1998年にはマイナス成長も経験した。だが昨年の2%は大型の悪材料もないのに受けた成績だ。米中貿易紛争、半導体景気不振が年間を通じて負担を与えたというが通貨危機や金融危機とは比べものにならない。
もちろんこうした低成長は全く予想できなかったことでない。国が成長し経済規模が大きくなれば潜在成長率が低くなるのが一般的であるためだ。潜在成長率は国が持つ労働と資本、生産性を総動員して達成できる成長率の最大値だ。現代経済研究院の分析によると90年代まで7%台だった韓国の潜在成長率は2016~2020年には2.5%に下落した。韓国銀行は2019~2020年の潜在成長率を2.5~2.6%程度とみている。機関ごとに差はあるが、2026年以降は1%台に下がるだろうという点に大きな違いはない。