韓経:「米中貿易第1段階合意で韓国半導体輸出が打撃受ける可能性も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.23 07:29
米中貿易交渉の「第1段階」合意で韓国の輸出改善に対する期待が高まっているが、中国が「2000億ドル(約22兆円)相当の米国産製品購入」の約束を守るために米国産半導体の輸入を拡大すれば、韓国への打撃が避けられなくなるとの分析が公表された。
韓国産業研究院は22日、このような内容の報告書「最近の輸出環境の改善と回復の可能性点検」を発表した。報告書は「今年に入り、米中貿易交渉第1段階合意、中国経済指標の好転傾向と半導体の単価回復傾向が顕著になりながら、韓国の輸出が増加に転じる可能性が高い」と予想した。また「グローバル経済の最も大きな不確実性が減少したことを受け、先進国と中国を中心にこれまで先送りにしてきた投資を再開する誘引として作用し、韓国の中間材および資本財の輸出に肯定的な影響を及ぼす」としながら「特にグローバル情報技術(IT)企業のデータセンター増設など関連投資が増加すれば、最近反騰の兆しを見せる半導体単価の回復が加速して輸出増加にかなり寄与するだろう」と見通した。