北朝鮮、金正寛氏を人民武力相に任命…金正恩委員長執権後すでに8人目
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.22 15:24
交代説が噂されていた北朝鮮人民武力相(国防部長官に相当)に金正寛(キム・ジョングァン)陸軍大将が任命されたことが22日、確認された。朝鮮中央通信など北朝鮮の官営メディアは前日(21日)開催された「森林復旧・国土環境保護部門幹部会議」のニュースを伝え、金氏を人民武力相と称した。
北朝鮮は昨年12月21日、中央軍事委員会拡大会議に続き1週間後に党全員会議(7期5次)全員会議を開いた。ところが、全員会議直後に北朝鮮が公開した写真には前任の努光鉄(ノ・グァンチョル)氏が消え、代わりに金正寛氏が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のすぐ後ろに立っている姿が確認され、人民武力相交代説が出た。人民武力相は軍の行政を総括する地位で総政治局長、総参謀長と共に北朝鮮軍の3大核心の地位とされている。
韓国政府は金正寛氏が中央軍事委員会拡大会議で人民武力相に就いたものとみている。政府当局者は「北朝鮮は当時、具体的な内容を明らかにしなかったが、中央軍事委員会の会議で組織(人事)の問題を扱ったと発表した」とし「4日間行われた全員会議に努光鉄の姿が見えなかったため交替した可能性が高いとみられた」と説明した。