ドローン・魚雷・ミサイル…ホルムズに行く韓国海軍駆逐艦「王建」の3大脅威
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.22 09:21
韓国海軍の駆逐艦「王建(ワン・ゴン)」(4400トン級)が派兵任務のために向かうホルムズ海峡は、水深が浅く内陸と隣接した狭い海で空中と海の双方で危険に露出している。このような地形的な特性のため韓国清海部隊の「王建」が対応する必要がある3大脅威は魚雷、ミサイル、ドローンだ。韓国国防安保フォーラムのムン・グンシク対外協力局長(予備役海軍大佐)は21日、「潜水艦の攻撃に対応する能力のほか、陸地からのミサイル攻撃などを回避・防御する能力も重要だ」と強調した。
昨年9月にイエメンのフーシ反乱軍はサウジアラビアの石油施設にドローン攻撃を加え、大きな被害を与えた。ホルムズ海峡はミサイルはもちろんドローンの攻撃範囲に含まれる。さらに水中から接近する潜水艦は見えない脅威だ。一部の中東国家は北朝鮮が輸出したカディル級小型潜水艦を運用している。カディル級は2010年に韓国哨戒艦「天安」を魚雷で攻撃した北朝鮮ヨノ級潜水艇の輸出型モデル。小さくて作戦範囲は狭いが、騒音が少なくて探知しにくく、水深が浅い海峡でも作戦が可能であり、清海部隊には脅威となる。