中国の春節控えて韓国防疫当局が緊張…「武漢肺炎」拡散を憂慮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.21 14:34
韓国国内で新型コロナウイルスによる「武漢肺炎」患者が初めて確認され、防疫当局が緊張している。中国の春節(旧正月)を1週間後に控えて中国人観光客の入国が急増すると予想されるからだ。実際、武漢肺炎に感染した中国国籍のAさん(35)も春節を迎えて日本・韓国旅行のために入国した。
20日の疾病管理本部によると、中国を出発して仁川(インチョン)国際空港に入国する人は年間1000万人にのぼる。疾病管理本部のキム・グンチャン課長は「昨年の仁川空港の入国者は5000万人で、うち20%が中国からの入国者だった。中国から一日に平均3万5000人が入国する」と説明した。
中国武漢直航便は週8便で、一日平均200人が武漢を出発して国内に入る。キム課長は「春節と休暇シーズンには普段より(中国から来る)入国者が増える。普段の2、3倍に増える可能性がある」と話した。「武漢肺炎」拡散の懸念が強まっている理由だ。