【グローバルアイ】米国が考えるハリスたたきの理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.21 08:19
ハリー・ハリス駐韓米国大使をめぐる論争が太平洋を渡って米国に上陸した。米政府が立場を明らかにし、主要メディアが報道し、専門家が意見を出した。相手がある問題であるため、米国はどう考えているのかを確認する必要がある。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が推進する北朝鮮個別観光を米国と協議すべきだというハリス大使の発言を、ワシントンの人たちは極めて常識的だと考えている。個別観光は国連制裁違反ではないが、観光客が搬入する物品や現金など誤解を招く要素が多い。対北朝鮮制裁は国務省ではなく財務省の管轄だ。外交をする国務省は「カウンターパート」と呼吸を合わせるが、財務省はそうでない。要件を満たせば制裁をするということであり、やや機械的に動く。協議なく進めて不覚を取るのは韓国になる可能性が高い。