中国の国民メッセンジャー「WeChat」の海外チェックイン1位ソウル・2位大阪(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.20 14:04
11億5100万人が一日平均4時間以上使うモバイルメッセンジャー。中国の最大インターネット企業テンセントが運営している国民メッセンジャー「WeChat(微信)」のことだ。中国人にとって「WeChat」は単なるメッセンジャーアプリではない。「モバイルライフ」の中心だ。WeChatのモバイル決済「WeChat Pay」は8億人以上が使っていて、WeChatに連動されたミニプログラム(小程序、小規模のアプリ)だけで100万個(2019年12月基準)を超えた。小程序の利用者は一日3億人。ショッピング・金融・配達・交通・ゲーム・SNSなど、日常で必要なすべてのことがWeChat生態系内で済ませることができる。今月9日、WeChatが発表した「WeChatデータ報告書(2019微信年度据告)」を通じて中国人のモバイルライフについて調べてみた。
◆中国版インスタグラムに海外チェックイン1位にソウル
WeChat内のミニプログラム「朋友圏」は中国若者のインスタグラムだ。仮想プライベート・ネットワーク(VPN)を経由しなければならないフェイスブックやインスタグラムの代わりに使う中国産SNSだ。WeChat報告書によると、中国朋友圏で最も多く「チェックイン」された海外地域は「ソウル」だった。チェックインが多い都市は1位ソウル、2位大阪、3位済州道(チェジュド)、4位バンコク、5位シンガポールの順となっており、「済州道」も3位にランクインした。中国若年層の間で海外旅行先として人気の都市が列挙された。中国内では広州、北京、深セン、上海、成都など主な大都市でチェックインが多かった。