【社説】代価のない北朝鮮の個別観光許容は誤りだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.20 09:25
北朝鮮の個別観光許容をめぐる論争がますます増幅されている。特にハリー・ハリス駐韓米国大使がこれに対する留保的立場を明らかにしながら、それに対する人身攻撃性の批判まで相次いでいる。韓米同盟にも少なくない傷をつける勢いだ。
韓国政府は、個別観光の場合、国連制裁に抵触しないため、全く問題になるものはないという論理を展開している。個別観光というテコを使って、沈滞に陥った南北交流に活気を吹き込むという腹積もりのようだ。そうしてこそ急に途切れた米朝対話も再開する動力が生まれるという立場だ。我々が北朝鮮問題を主導的に解決していかなくてはならないという「韓半島(朝鮮半島)運転者論」的発想だ。