【噴水台】CESと紳士遊覧団=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.17 16:14
今年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は例年より騒がしかった。少なくとも韓国では。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をはじめ、主要大手企業の総帥が大勢参加したし、一部の報道機関の経営陣も出動した。記者団の規模も大きくなった。韓国企業もスポットライトを浴びた。ボール状のロボット(サムスン電子)やローラブルテレビ(LGエレクトロニクス)、個人用飛行体(現代自動車)まで活躍が眩しかった。メディアは先を争ってスポットを当てて報じた。「未来の自動車」に座って物珍しそうな表情を浮かべる韓国の有名人の顔は、主要メディアの紙面を飾った。
いつものように、CESの核心となる基調講演とセッションの報道は見受けられなかった。突然、基調講演の担当者として出席して話題を集めたイバンカ・トランプ氏と韓国CEOの基調講演を除けば、未来産業のバロメーターの役割を担う基調講演とセッションが「騒々しい」韓国メディアでは無視された。
今回のCESで注目を集めたのはイレーン・チャオ米運輸省長官の基調講演だった。チャオ長官はAV(Automated Vehicles)4.0を発表したが、米国のテクノロジー業界やメディアではかなりの議論が巻き起こった。AVシリーズは自律走行車に関する業界や政府、利害関係者が参加する一種のガイドラインだ。