駐韓米国大使、韓国の個別観光推進に警告…北朝鮮は「2月までに金剛山から撤去せよ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.17 06:51
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が新年記者会見で明らかにした北朝鮮個別観光の推進をめぐって韓米の足並みが乱れている。北朝鮮は来月まで金剛山(クムガンサン)の韓国側施設の撤去を求めている。ハリー・ハリス駐韓米国大使は「制裁賦課を触発し得る(trigger)誤解(misunderstandings)を避けるためにはワーキンググループを通じて扱ったほうが良い」と話したとロイター通信が伝えた。ハリス大使はこの日、外信記者に会って北朝鮮個別観光の再開など韓国政府の提案に対して米政府の公式立場を持っていないとしながらも「韓米が互いに緊密に話し合うことが大事だ」と話した。
ハリス大使は制裁賦課の対象がどこなのかは明らかにしなかったが、流れからみると韓国と見なされる可能性がある。ハリス大使が言及したワーキンググループは主に制裁履行と南北協力事業の速度調整を議論するために2018年に発足した韓米実務協議体だ。ハリス大使は「文大統領の楽観主義は鼓舞的であり、希望を作り出していると考える」としつつも「だが、その楽観主義に基づいて行動することについて、私は米国との協議が行われるべきだと話してきた」と指摘した。